身勝手な想像に、愛を込めて

JUMPちゃん沼にハマった働くアラサーが知念侑李をひたすら愛でる想像ブログ。

「カラフト伯父さん」の私的感想(総括編)

2015年5月22日、

それは私にとって歴史的な日となった。

5月22日、「むにに」ならぬ「ごにに」の日(語呂が悪い)、私はシアタードラマシティにて、伊野尾慧初主演「カラフト伯父さん」を観劇し、生いのちゃんを拝んだ。
 
ちなみに、私はこの舞台に関しては一回しか観劇できていない。
だから、この日に賭けていた。
そして、なんといっても私にとって、初の生伊野尾ちゃんだった。
あの瞬間の喜びと感動はもう二度と味わえないと思う。
 
しかも、前から2列目という最高の良席。神席。ホール自体が大きくないので、席から舞台の距離は3メートルくらいの感覚。しかもしかも、コンサートとは違い、彼が動き回る範囲は舞台の端から端、長さにすればたかだか10メートルくらい。…なんて日だ。
 
とりあえず私は鑑賞する前にある2点のルールを決めていた。(どうでもいいかもしれないけどお付き合いいただきたい。)
 
まず、絶対に泣かないこと。
なぜなら、泣いたら視界がぼやける。つまり、伊野尾ちゃんがぼやける。限られた時間、そんなことがあってはならない。うれしくて泣きそうになっても死にもの狂いで耐える。一分一秒足りとも同じ空間にいることを無駄にしたくない。なんなら瞬きすら惜しかった。
 
そして、もう一つ決めたこと。話に入り込まない。
震災後の話なのでなんとなく感動するだろうなということは前情報からわかっていた。感動するということは泣くということ。伊野尾ちゃんがぼやける。そんなことがあってはならない。(以下、数行前に同じ。)
 
そんな決心を胸にいざ演劇場へ。
 
チケット片手に席に着く。
 
 
 
近い。
 
近すぎる。
もはや近すぎて怖い。
 
それくらい近い。
 
「うおおお、小道具のカレンダーの日付もはっきりみえるよおおお!うぉっふぉい!(心の声)」
 
と、黙ってはいたが、心の中はすでにスタオベテンション。こんな近さで本人出てきたら泣くどころか卒倒するんじゃないか!私、まだ伊野尾の免疫できてない!!と、心配したけれど、実際は卒倒しなかった。最後まで泣かずにみれた。
ただ、終わってから泣いた。カーテンコールのとき、若干泣いて、幕が降りて、更に泣けた。無事に終わった安堵ともう見れないという寂しさとみれてよかった感動と単純にストーリーに対する感動と…いろんな感情が混ざりに混ざって涙となった。会場を後にするのは本当に辛かったけれど、あたしは本当に観てよかったと思った。
では、前置きが長くなりすぎたけれど舞台の感想(総括編)をお伝えしたいと思います。
 
まずは、「伊野尾ちゃんお疲れ様」と声をかけてあげたい。初めての舞台、初めての主演、初めての神戸弁。本当に並々ならぬプレッシャーだったと思う。しかも、コミカルなシーンはあるものの話自体は結構重い。特に最後、徹が自分の長年抱えてきた気持ちをさらけ出すシーンは長台詞のうえにこらえてきた感情を爆発させるという、この舞台の最大の見せ場。毎回感情をそこまで持っていくのも大変だけれども、神戸弁だからどうしても台詞感が出てしまう。余計に苦労したんじゃなかろうか。
 
最後、静まり返ったステージでスポットライトを浴びながら、徹くんが叫ぶ…。(以下、台詞抜粋)
 

「おかんが死んで、地震があって、隣のアパートがつぶれて、大学生の兄ちゃんが柱にひざ挟まれて、必死で助けようとおもたけど、火の粉がどんどん降り始めて・・・(中略)走って逃げながら、『カラフト伯父さん、カラフト伯父さん、助けてください。カラフト伯父さん、カラフト伯父さん、ほんとうのさいわひはどこですか。カラフト伯父さん、カラフト伯父さん、来てください』…呪文みたいに、あんたの名前、なんべんもなんべんも呼び続けて・・・」

 

震災によって植え付けられた恐怖や罪悪感、カラフト伯父さんに裏切られた失望感とそれでも、いつか「ほんとうのさいわひ」が訪れると夢見続けてしまう自分との葛藤。ずっと自分のことを語らなかった徹くんが最後ようやく叫ぶシーンは本当に見応えがありました。
 
初めての舞台で4つめ?の作品で見事にやってのけた伊野尾ちゃんには感服。伊野尾ちゃんを応援していてよかったなと思ったし、これからも応援したいと思った。
 
ほんとに「伊野尾慧」の想像以上の伸びしろを感じた。
もっと色んな役を(ひとまず今度は方言のない役で)挑戦していってもらいたいなぁと思った。
 
追いかけ始めるなら、今ですよ、みなさん。
 
ということで、総括編は以上。
先日、この「カラフト伯父さん」の脚本?が収められた「悲劇喜劇」を購入したので、(先程の台詞抜粋もそこから拝借いたしました。)記憶が薄れないうちに脚本にそって、細かめ編をお送りしたいと思う。
 
お付き合いありがとうございました。